2024フェブラリーステークス勝馬の傾向

2024年の国内G1第1弾、砂の王者を決めるフェブラリーステークス(G1/ダート1600m)が2月18日(日)に東京競馬場(東京都府中市)で行われます。このレースは、日本のダート界の最高峰とも言える一戦で、毎年多くのファンが注目しています。では、このレースの勝馬にはどんな傾向があるのでしょうか。過去10年のデータをもとに分析してみました。

まず、年齢別の傾向ですが、過去10年では4歳馬が5勝、5歳馬が3勝、6歳馬が2勝となっています。7歳以上の馬は未勝利です。特に4歳馬は、2015年から2018年まで4連覇を達成しており、若い馬の活躍が目立ちます。一方で、昨年は6歳のレモンポップが優勝し、2年連続の連覇を果たしました。今年は、4歳馬からは昨年のNHKマイルカップ(G1/芝1600m)覇者のシャンパンカラーと一昨年の2歳王者ドゥラエレーデが出走予定です。5歳馬からは、昨年のJBCクラシック(Jpn1/ダート2000m)を制したキングズソードや、地方からは無敗の南関3冠馬ミックファイアが参戦します。6歳馬からは、昨年のJBCスプリント(Jpn1/ダート1200m)を勝ち2年連続NAR年度代表馬に選ばれたイグナイターが挑戦します。7歳馬以上からは、昨年のフェブラリーステークス2着馬で4年連続の出走となるレッドルゼルが出走予定です。年齢別の傾向からは、4歳馬や5歳馬が有利と言えそうですが、昨年のレモンポップのように6歳馬以上の馬も侮れません。

次に、枠順別の傾向ですが、過去10年では、1枠から4枠が5勝、5枠から8枠が4勝、9枠から16枠が1勝となっています。特に1枠は3勝と最も多く、内枠の有利さが際立っています。一方で、昨年は16枠からレモンポップが優勝し、外枠からの逆転劇も見られました。今年は、枠順はまだ確定していませんが、先行力のある馬は内枠を引きたいところでしょう。逆に、後方からの差し馬は外枠でも十分にチャンスがあります。

最後に、血統別の傾向ですが、過去10年では、父馬にシニスターミニスターを持つ馬が3勝、ロードカナロアを持つ馬が2勝となっています。シニスターミニスターは、2015年のコパノリッキー、2016年のモーニン、2019年のインティと、3頭のフェブラリーステークス勝ち馬を輩出しており、日本のダート界に大きな影響を与えています。ロードカナロアは、2017年のゴールドドリーム、2020年のカフェファラオと、2頭のフェブラリーステークス勝ち馬を輩出しており、自身もダートの名馬として知られています。今年は、父馬にシニスターミニスターを持つ馬はキングズソード、ガイアフォース、カラテ、ドンフランキーの4頭が出走予定です。父馬にロードカナロアを持つ馬はオメガギネス、レッドルゼル、ワールズコライドの3頭が出走予定です。血統別の傾向からは、シニスターミニスター産駒やロードカナロア産駒が有力と言えそうですが、他の血統の馬も見逃せません。

以上が、フェブラリーステークスの勝馬の傾向についての分析でした。このレースは、年齢や枠順や血統だけでなく、馬の能力や調子や展開など様々な要素が絡んでくる難解なレースです。しかし、それだけに予想の楽しさも倍増します。皆さんも、自分の目で馬を見て、自分の予想を立ててみてはいかがでしょうか。2024年のフェブラリーステークス、どの馬が砂の王者に輝くのでしょうか。楽しみにしています。

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